大醤の前身である河又醤油にはかつて、宮内省御用の極上醤油「松乃盛」がありました。「松乃盛」は、原料を厳選し、醸造方法も社内の一部の者しか知らない秘伝の醤油でした。限定生産で高価だったものの、独特の旨味が一流の料理屋で愛好されていました。 しかし、戦中・戦後の物資不足により上質の原料が入手できなくなり、醸造を中止しなければなりませんでした。
戦後となり落ち着きを取り戻すと、「松乃盛」復活を求める声が社内外から挙がるようになり、最高級濃口醤油の製造が決定されました。いくつかの名称候補から「王醤」と名付けられ、1969年(昭和44年)に創業170周年記念商品として発売されました。 当時市販されていた一般の醤油には合成添加物が使用されており、消費者には不安が広がっていました。「王醤」は、豊かな旨味に加え、保存料無添加へのこだわりが消費者に受け入れられ、今も大醤の最高級醤油として伝統の製法が受け継がれています。
「王醤」は、一般的な醤油より旨味成分を特に多く含んだ「超特選醤油」です。
まずは冷奴やおひたしにかけたり、お刺身やお寿司につけて、
まろやかでコクのある風味を存分にお楽しみください。
一般的な濃口醤油の窒素分(旨味成分)の1.1倍以上を満たしていれば「特選」、
1.2倍以上を満たしていれば「超特選」と表示することができます。
全窒素分(旨味成分) | |
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超特選 | 1.80%以上(特級の1.2倍以上) |
特選 | 1.65%以上(特級の1.1倍以上) |
特級 | 1.50%以上 |
要望の多かった密封ボトル(200ml)が「王醤」に登場。
開封後も酸化を防止し、鮮度を保ちます。
※枠内を塗りつぶしている成分が該当しています。
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